2024.06.12 中2、前期中間、歴史「天下統一を目指して(織田信長/豊臣秀吉)」
天下統一を目指して(織田信長/豊臣秀吉)
■ 信長の台頭と室町幕府の滅亡
1.尾張(愛知県)の織田信長は、駿河(静岡県)の今川義元を
桶狭間の戦いで破る。
2.義昭を室町幕府の将軍にすえる。
3.義昭を京都から追放し、室町幕府を滅ぼした。
4.長篠(愛知県)の戦いで、甲斐(山梨県)の武田勝頼を、
鉄砲を活用して破る。
5.比叡山延暦寺、一向一揆、本願寺を降伏させ、天下統一を目指す。
■ 信長の政治
1.安土(滋賀県)に安土城を築城
2.楽市・楽座
「座」がもっていた特権を取り上げて、商人たちには税を免除した。
自由な営業を認めて、商工業の発展をうながした政策。
3.道路整備や関所の廃止
4.征服した土地に対しては、検地を行って、軍役を課した。
5.堺屋京都の豪商に対しては、軍用金を要求した。
6.以上のような政策で、荘園や座の支配を通じて利益を得てきた
公家や寺院の力は衰えていった。
7.関東地方から中国地方の一部までをほぼ統一
8.明智光秀の謀反で、京都の本能寺で自害。
■ 秀吉の天下統一
1.光秀を討ち、信長の後継者になり、大阪城を築城し、全国統一事業を進める。
2.関白
3.九州の島津、関東の北条氏、そして、奥州も服従させ、天下統一を実現。
4.堺、博多、長崎の貿易都市や、石見銀山(鳥取県)を支配し、
莫大な利益によって権力を強めた。
■ 豊臣秀吉の政治
1.太閤検地
・「ものさし」や「ます」を統一し、生産量を石高で表す。
・耕作している農民を「本百姓」として、検地帳に記録
↓
・百姓は耕作の権利を保障、年貢を納める義務を負い、
土地を離れることができなくなった。
・武士は、石高に応じて、軍役。
・荘園領主の公家や寺社は土地の権利を失う。
2.刀狩
・百姓が一揆をくわだて、年貢をとどこおらせないように、
百姓から刀・やりなど武器をとりあげる。
3.兵農分離
・百姓→町人を禁止
・武士→町人や百姓を禁止
・城下町に武士と町人、百姓は村に住み。
↓
・武士が強い支配権をふるう近世社会の基礎が築かれた。